読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

働いたら○○

先週買い物をして家に向かっている途中、向かいから歩いてきた男性が「働いたら○○」と書かれたティーシャツを着ていた。

○○の部分には何らかの文字が書かれているはずなのだが、彼が私の左側を歩いていたせいで、左側に何が書かれているか分からなかった。

働いたらの後に続く色々な言葉を想像してみた。

働いたら「苦しい」
働いたら「時間がない」
働いたら「自信を失った」


……。
否定的な言葉しか出てこないじゃないか!


気になって調べたら、「働いたら負け」ティーシャツなるものが世に出回ってると知った。

なるほどなぁ。

これは今の雇用環境を取り巻く問題に対する抗議だったとしたら面白い。



つい最近記事のタイトルが気になって読んだ本がある。
(『atプラス27』現場を生きる 記事のタイトルは「失業者のストライキ」)



現在の雇用環境を取り巻く状況でよく話題になっていることといえば、非正規雇用の人の割合が年々増えているという話だ。

パート、アルバイト、派遣などの雇用形態は、時間的に制約がある人が「一時的」に選んだ働き方というイメージがあった。
それがもはや「一時的」ではなくなっている。

それの何が問題かというと、同じ時間働いても非正規雇用の人は正規雇用の人に比べれば、得られる収入や保険などの条件面で不利な立場にあるということだ。

かつ一度非正規雇用という働き方を選んだら、転職しても正規雇用にはなかなかつけないという問題がある。

この記事ではこの非正規問題とブラック企業についての関連性について触れられていた。

たとえ長時間労働でも労働環境が悪くても、一度辞めたら働けないんじゃないか、とか生活できないんじゃないか、という不安が働く人の中に根付いてて、それが余計にブラック企業で使い潰される人を生む状況になっているということだ。

記事では、そういう状況に対してニートやひきこもりの人が暗黙の抗議をしているのではないかという意見があった。
明日が不安だと心理的に不利な立場におかれ、奴隷のように働かされてしまう。
それには「働かなくても何とかなる」と構えていることが対抗手段になるのだという。


自分のやりたい仕事があって、それに必要な知識のためなら転職をも厭わない。
一度何かを選択して駄目だったら「はい、終わり」じゃなくて、次に何かをいつでもどこでも始められれる。

そんな自由度が高い世の中になっていたら、もっと色々な製品やらアイデアやらが生まれるだろうにと思う。


正直自分も仕事を辞めた先のことを考えるだけで気分が落ち込む。

「働いたら奴隷」か「働かなかったら生活出来ない」の二者択一じゃなくて、幸せな人生のために働いたり働かなかったり、もっと柔軟な生き方が出来ればと思う。