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夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

仕事を始めた頃は

髪が少し伸びてきたので、いつも行っている美容院に行ってさっぱりしてもらってきた。


相変わらず美容院というのが苦手だ。

最初の頃は「何か話さなくては!」と気負っていたのだが、もう気がつけば15、6年も同じ方に切ってもらっているので、「あまり話さない客」で通すことにした。

人と会話するのが嫌ではないのだが、話そうとしたタイミングでどこからかドライヤーが「ぶぃーん」と鳴って、勇気を振り絞って放った第一声が見事にかき消されたりして、「あぁ~もうめんどーだぁ!」となってしまったのである。


今回新しい店員さんが増えていた。
いつも通り予約の電話を入れたら聞きなれない声の方が出られて「ん?」となった。
お店で出迎えてくれたのも彼で、初めて頭も流してもらった。


電話の対応も不馴れな感じで、頭を流す時もどこかためらいながら遠慮して私の髪を触っている感じだった。
ふと、自分が新人の頃を思い出した。


新卒で入った会社を不本意にも一ヶ月で退職したこともあって、次に入った会社では新卒同様だった。

電話を取るのは本当に怖くて、出たら出たでカミカミで、お客さんから「○○(会社の社名)さんですよね?」と言われる始末だった。
上司は周りの方からも「びくっ」とされるぐらい短気な方で、私はことあるごとに何度も怒鳴られ続けた。
幸い(と呼ぶべきか…)私の父親も短気で、怒鳴られることが日常的になっていた私にしてみれば、「私はいつも怒鳴られ人生なのね…」と諦めた感じで耐えていた。


それでも不本意なことは何度もあったし、辛くてトイレに駆け込んで泣きまくったことも一度ではなかった。
それでも最低限私がすべきことは、仕事を覚えて迷惑をかけないようにすることだと心がけた。
私は誰に対しても態度がそれほど変わらないので、相手が怒っている時は当たらず触らず目の前の仕事に集中した。

何ヵ月か一緒にいると上司がどういう人かも分かってきて、「きっと自己表現が苦手で短気なだけだ」と思えてきたので、それからは以前ほどは辛くなくなった。



私が直近まで勤めていた会社は、私の欠点ばかりを見ていて、「人間ってそれだけではないよね。」と何度も思っていた。

これから社会に出ようと思っている方に必要な環境は、たとえ失敗したり上手くいかなくても、その方が仕事のコツやら感覚を掴むまで、育てようとする器の大きさだと思う。
初めの段階で失敗ばかり責めていては、仕事で学べないまま辞めなくてはならなくなってしまう。


美容院の新人さんも焦らず、腐らず、頑張って欲しいなと思う。
接客業は一番ストレス多いけど、色々勉強になるだろうね。