夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

ヒットメーカーになれなくても

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仕事を辞めてから早いもので、3ヶ月ぐらいがたってしまいました。あっという間ですね。

今年に入ってから面接にも行ったりしておりますが、ここ最近は前進してる気がせず、何だか足踏みしてる感じです。


焦りはしつつも、前回就職活動をした時よりは気負わないようにしてるかもしれません。
「慣れ」というのもありますが、人生「成るようにしか成らん」と思う部分があるのです。



私は大学を卒業して、新卒で就職した会社を一ヶ月で辞めてしまいました。

大学時代の就職活動といえば、私は売りになるような能力もなく、「何になりたい」とかも漠然としておりました。

それなので面接に行ったある会社の方から、
「あなたは一貫性がない。何がしたいの?」
と聞かれ、返事に詰まってしまい、それ以降就職活動を続ける自信を失ってしまいました。ヘタレです。


その前に大学であった合同企業説明会に来ていた会社から内定をもらえていたので、そちらで働くことにしました。

「とりあえず頑張って働いて、衣食住事足りて、休みとかにどっか行ければいいな」

ぐらいに思っておりました。



職種は販売に近いことをしておりましたが、私が人見知りだから耐えられなくなったというより、長時間労働で、身体的にも精神的にも持たなかったという感じです。
先輩もお昼ご飯をほとんど食べる時間もなく働いてました。


当時自分が書いていた日記を見ると、「生きるのがツラい」とか「どうやって死のうか」みたいな内容ばっかり書いてました。ホント追い詰められておりました。


今思えば、数年のバイト経験だけで自分に合った会社を見抜くなんてムリじゃないかーと思うのです。

働き始めた当時の私は、フルタイムで働くのはこれぐらい忙しいのも当たり前で、ついていかないと社会人として失格なのではないかぐらいに思っておりました。

新卒の時に諦めずに就職活動を続けて、もっと色々な会社を見ておけばよかったなと思います。



それでもこうして今まで勤めた会社のことを振り返ると、一度働いてみて辞めて、改めて会社を見たから気づくこともあるわけです。

転職活動の度に、
「どういう仕事が自分に向いているか」
と何度も考えるわけですが、一向に結論の出ない問いです。


人は仕事に人生の大半の時間を取られるものです。

少し前まで私は、「自分の好きなこと」を仕事にしている人を心底羨ましいとも思っておりました。
自分もそうなりたいと思っていましたが、上手くいかず、かえって息苦しさを感じていたりもしました。


ふと気づいたのは、「自分の好きなこと」を仕事にしてらっしゃる方というのは、それが「誰かが必要としていること」と合致している方なんですよね。

私が好き放題漫画を描いても、「もっと読みたい」と思ってくれる読者の方がいなければ成り立たないのです。


私は自分に自信がないので、「自分の好きなこと」を仕事にすることで、今までの辛かったことが報われる「一発逆転ホームラン」人生を狙っていたのかもしれません。

でも私には何度も空振りを繰り返して、徐々に「どうしたらヒットが打てるか」コツをつかんでいく生き方しか出来ないのだと思いました。



今の時代、生活のために自分に無理のある働き方をしてしまう方が多くおられるかもしれません。

私も何を言ってもお金がないと生活がままならないのも分かるわけで、一方で何度か働きづめになって、やはり健康とか自分らしく日々を送ることも大事だと感じております。



苦しい思いもたくさんしてきましたが、それもひっくるめて人の人生は見えない「縁」のようなものに導かれているのではと最近は思うこともあります。

ドラクエとかのRPGで、ある人物に話しかけないとイベントが発生しないというのがあったと思います。
人生に詰まっている時は、とにかく気になったことを始めてみたり、とにかく行動してみると何かが動き出すかもしれないですね。