去り行くものとの思い出
近所にあったお寿司のチェーン店が2月末で閉店してしまいました。
閉められたシャッターには貼り紙がしてあって、「37年のご愛顧ありがとうございました」と書かれておりました。
じ~んとくるものがありますね。
お寿司は今ではスーパーのお惣菜コーナーとかでも買えるようになりました。
人の味の好みやライフスタイルの多様化とか、外食産業は結構生き残りが大変な気がします。
自分の意識の中に存在していたものが急にいなくなると、自分の一部が欠けたような気分になります。
今まで閉店してショックだったお店を思い出してみました。
昔池袋に「キンカ堂」という布地屋さんがありました。
私自身は裁縫とかあまりしないのですが、私が小さい頃は母親が私のワンピースとか、学校用の手提げ袋とか色々作ってくれていたのでよく一緒にくっついて行ってました。
私が小さい頃はジェラート屋さんが中にあって、よくアイスを買ってもらってました。
閉店を知った時は「時代の流れ」みたいなものを感じて寂しくなりましたね。
つい先日映画の『この世界の片隅に』を見に行こうと思って「どこに行こうかな」と検索していた時、お台場の映画館が2月末で閉館すると知ったので、ちょっと遠いですがそこに行きました。
何となく最後の瞬間に立ち会ったような感じにもなりますし、後から「もうないんだよな」と思い返すのも感慨深いですからね。
私は昔から「北海道行きたい熱」(なんじゃそりゃ)があって、ずっと「北斗星」に乗りたかったんです。
一度も乗れなかったことが一生心残りです。
同じ時代に生きているからこの目で見たり、触れられるものがあります。
後悔しないよう、気になってるものとの思い出を増やしていきたいですね。