夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

運命の人とはどんな人か

今、毎週土曜日に『ボク、運命の人です。』というドラマがやっております。

私は先日出先のTVをつけた時にやっていたのを見てから、所々合間に見たりしてます。


トーリーは30歳ぐらいの独身男性の前に謎の男が現れて、ある女性と彼との間に出来た子供が地球の未来を救うと言われ、見ず知らずの彼女に彼がアプローチをするといった筋らしいです。



彼が初対面の彼女の前に現れて、「ボク、運命の人です。」を連発して彼女から不審がられてますね……。

「そりゃそうだろう。」(^_^;)
と毎回ツッコミながら見たりしております。


でも、人と人が親しくなる最初の「きっかけ」って結構難しいものがありますよね。
漫画のおはなしを練る時も、最初って大事な意味合いを持つ一方で、作り物ですら考えるのが難しかったりします。



ドラマで主人公は営業の仕事をしている設定ですが、営業活動に例えて上司から、
「興味のない人に無理やり売り込むのは押し売りだ」
なんて言われるシーンがありました。


確かに営業活動は「欲しい」と「全く」思っていない人に売り込んでも、効果は全くといっていい程、期待出来ないと思います。

しかし、少しでも「欲しい」かもしれないと相手が思っていたら、脈がないわけではないという話です。


昨日見た回では、最後に彼が彼女に「自分のことを
嫌いでないか」を確認していました。
「嫌い」と言われれば、アプローチを諦めるつもりでした。


「嫌いではない」
と彼女から言われて、彼は舞い上がっていました。


あんなに嫌がっていた彼女が、彼との会話に応じるようになっていました。
一体彼女の中で、何が起きたのでしょう。


やはり「押し売り」でも、毎日目の前に現れて話しかけられたら、気持ちが傾くのでしょうか。




そもそも「運命」って何でしょうね。

私が思うに「運命」とは、何かに向かっている時は気づかないけど、ある到達点に辿り着いて初めて、「運命」だと感じるものだと思います。
「縁」も同じようなもんですよね。


今回のドラマで言うならば、

気がつくとある場所にいて
気がつくと彼女を見ていて、
気がつくと彼女に話しかけていてーー。

誰かに指示されるわけでもなく、相手も気がつくと同じ事をしている。



私が小学生の時に、席替えのくじ引きで何回も隣の席になる男の子がいました。
彼とは林間学校の肝試しでペアになったり、大学時代のバイト先が一緒だったりしました。

でも、まともに話したことがありませんでした。



今は物理的な空間だけでなく、ネット上などの場で不特定多数の方と同じ「場」を共有することも増えました。

同じ境遇にいるだけが「運命」ではなく、自らの行動などの働きかけがなくては、つながりは生まれてこないのだと思います。


私は自信がない人間なもんで、自分の「押し売り」なんて到底出来ない…。(苦笑)