夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

親の面倒は誰が見るのだろう

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ここ最近の記事で、一人暮らししている私の兄が家にやってきてうんちゃらと話してましたが、先週末にも来ました。

そのせいで疲労感MAXな一週間でした。
今は山の頂上から「バカ兄貴ー!!!!!」と叫んでやりたいぐらいです。


というのは。



私は現在母と生活しておりますが、母は30代に見つかった病気でずっと通院してるわけです。

今日明日の命に関わるような状態ではないけど、無理をしたら危険であって、通院しながら薬を飲んで様子を見るしか方法はないらしいのです。


今より医療技術が進歩していない時代だったので定かではないのですが、母の実父は恐らく似たような病気を患っていて、家族を養うために無理して働いて33歳でこの世を去りました。



私は幸い丈夫に生んでもらったらしく、今まで大病を患ったことはないですが、母に無理をさせるわけにはいかないのでせこせこ働いております。

でも、私の所得だけでやっていくのは結構かつかつで、家事とかそういうもんは私がやるので、兄には生活費を助けてもらっていました。




それが先週兄が家に来て、今後は生活費は出せないと言われました。
理由は「結婚費用を貯めるため」ということらしいです。

今は「何かあった時のため」と近くに住んでおりますが、将来的には彼女の家の近くに住む予定でいる
らしいのです。


これだけ聞けば「仕方ない」と分かる話でもありますし、兄には幸せになってもらいたいと思っていたので、「代替え案」を考えなければという話にもなるはずでした。



でも話を聞いていると、「親が自分の幸せを阻んでいる」ような言いようで、妹と協力して母の面倒を見ていこうという思いより、妹に全部押しつけてでも幸せになりたいという感じでした。

お金の面については「生活保護を受けてくれ」と言われました。




前回兄が私の今を見て、「私が幸せそうじゃない」と言って心配してくれてるのかと思って号泣してしまいましたが、その涙を返せ!と言いたくなる。

今思えば私がちゃんと定職について、母の世話をして欲しいがための口実だったのかもしれない。

世間の普通の女性だったら、これじゃ婚期を逃すかもしれないと心配したりするよね。




私が腑に落ちなかった話は、兄の彼女についても。

兄を通じて聞いた限りでは、経済的に兄に全面的に頼らざるを得ない状況ということなのです。
今の時代、男性一人が家族を養える収入が得られるわけではないので、彼女にも少しでも協力する覚悟をもって支えて欲しいのです。

兄が高給取りなら何も言わないけど、そのうちキャパオーバーするのではないかと本気で心配したのです。


兄はただでさえ沸点が低いので、「お前のようなヤツに言われたくない」とキレて話が終わりました。
「お前のようなヤツ」というのは、この前私が「発達障害」かもしれないと話したからだと思うけど。


今まで兄は「そういう人」だったから、今更驚いたりはしない。

私が大学入試に落ちまくって入った大学を「三流大学」と何度も馬鹿にしてきたし、私が働いてない時は「無職のくせに」と何度言ってきたことか。



何か、もう何がよくて、誰が正しいのか分からなくなりました。
私は古い頭の人間で、もっと柔軟に考えればよいのかもしれない。

でも何だろう……。解決出来ない心に残った大きな失望感。




確かに親の世話に縛られて自分の人生を生きられないのだとしたら、不幸かもしれません。

「子供は親の面倒を見なくてはいけないのか?」


と何度も自分の中で考えても、答えが出ませんでした。



最近では「子供に面倒はかけられないから」と、身の回りの準備をしている親御さんも増えてきていると思います。
その一方で、男女問わず親の介護のために離職している人の話も新聞で読んだりしました。


私は「すべき」かとかは分からないけど、母が子供のために自分がやりたいことを我慢してきたこととか、私が学校でいじめにあった時も味方でいてくれたとか、そういう思いがあるから、頑張ってるだけだと思います。

この世のどこかに生きているであろう父親に関しては、世話をしろとお金を積まれても断固拒否するかもしれない。


何が「正しい」かなんてないんだろうね。




うちのごたごたをブログに書くのもどうかと思ったのだけど、ブログでたまに社会問題的なものを取り上げたいと思ったりしてるので書いちまったよ。


兄の友人は大手企業とかに勤めてる人とか多いけど、そういう人たちに劣等感を抱き、私のようなヤツを馬鹿にして優越感を抱いてる状態が幸せとは言えないんじゃないかと思うよ。

幸せとは自分の心に正直に向き合って、その欲求に応えていく自己満足の世界だと思うのだけど。
貧乏だけど、そういう意味じゃ私は幸せの内にいるのかもしれない。