夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

仕事を辞めて気づいたこと

仕事を辞めて1ヶ月がたった。

働いている時は朝4時台に起き、夜は遅い時は夜中の2時とかに寝る日もあって、今から思えば「よく生きてたな」という気がする。


働いている間は忙しすぎて、色々なことを振り返る余裕なんて全くなかった。

元々その前の仕事を辞めた理由が、収入面で生活出来なかったからで、少しでも収入が増えれば同居している親を少しでも楽にしてあげられると思ったからだ。


いざ転職してみたら当初聞いていたよりも時間外労働が多かったが、それでも以前より若干収入は増えたし、その分働くのも致し方ないと思っていた。


でも睡眠不足もそうだし、食事もろくに取らずに仕事をしていたので、体力がなくなり自分がひどくやつれているのが分かった。
でも他の同僚も同じ条件下で働いているのだから、自分ももっと頑張らねばならないと必死になっていた。



辞めてみて自分が相当無理していたのだと気づいた。
体力はなかなか戻らないし、頭の働きが働く前よりも鈍くなっている。
同僚からも無視され、弱点ばかり指摘されていたので、「生きる気力」が失われているというか、今の自分や周りの人を信じるということに臆病になっている。


あのままずっと働いていたら、完全に人生終わっていたのではないかと思う。
周りから見れば「逃げ」たことには変わりないし、年齢的に前回の就職活動より厳しくなったのも実感しているけれど、自分と合わない環境でずっと結果が出ないでいるのも、会社にとっても自分にとっても良くない状態だと思った。



以前は働きながら漫画も描いていたし、本も読んだりしていたのだが、そういうことも一切出来ずにただ働いて食べて寝る生活だった。

家族とも話す時間がなく、母親が私が帰ってから話かけても、疲れきってそこら辺で寝てしまっていることが多かった。



時間的なゆとりを得るためには、収入を落とすしかないのだろう。
「やりがい」とか「生活のため」とか、働く上で 何を重視しているかというのは人それぞれの事情によると思うが、失われて初めて気づくこともあると思う今日この頃だ。