夢は夢のまま

教科書もマニュアルもない人生という学校で、共に学び、支え合い、卒業を目指すためのブログ。

田舎が遠い《前編》~チケットが取れない編~

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8月の12、13日と、1泊2日で東北の田舎に帰省してきました。
かなりハードスケジュールで、帰ってきたら熱を出して1日臥せてました。(~_~;)



元々田舎に帰ろうか迷っていたのです。

仕事が多忙でよれよれだし金欠なので、お盆休みは図書館で借りてきた本でも読んで、ゆっくりしようかと思っとったのです。

でも、こんなまとまった連休があるのもこの先あるか分からんなと思ったのです。


私の祖母は80歳を越え、まだ自分で動けるくらい元気ではありますが、悲しいことにそれがずっと続くとは言えないのです。

叔母(母の妹)が早くに亡くなったこともあって、母には会える時に祖母に会っておくべきと常々話しておりました。

母には故郷に中高の頃の友人がいて、年賀状だけのやりとりをずっと続けていたのですが、時々彼女との思い出話を聞くこともあったので、大切な人なら会っておくべきという思いが同時にありました。


地図で見ると近くに思える距離も、いざ行こうとなると遠く感じられるものです。
でも何かしら自分で行動を起こさないと、なかなか会う機会なんて生まれないのです。


そういう事情があって、いつもは日帰りで田舎に帰り、いそいそと帰ってくるのですが、今回は1泊泊まりで行くことになったのです。




そんなこんなの事情で、田舎に帰る決心をして電車の時刻表を眺めたのは11日のこと。

田舎に帰るのに、いつもなら朝早くに駅のホームに並んで、電車の席取りをして、乗り換え1回の鈍行列車に5時間くらい揺られて帰るのですが、時刻表をひさしぶりに見てびっくり。


「え"っ、電車ないじゃん!!!!!」



最近新型車両が導入されたのは知っておりましたが、乗り換える駅まで指定席なしで1本で行けてた電車が 全て指定席の特急に変わっておりました。

慌ててチケットを取りに駅に向かいましたが、行きはことごとく「満席」とのこと。
帰りの電車は母と私の2席離れるけど取れるとのことでした。



「行けなきゃ意味ないんじゃー!」



そもそも指定席を前日に取ろうというのが無謀な話。ましてやお盆休みの土曜日……。
駅に来る前にこれも空いてるところを探しまくって宿も取ったのに、これは諦めるしかないかと。


時刻表を諦めモードで眺めてたら、普通列車を4回乗り継げば行けるのを確認しました。

「4回……。」

とは思いましたが、行くにはそれしかないんだから、と腹をくくりました。



元々途中駅までの利用者が多い路線でしたし、最後まで乗りたい乗客にとっては時間がかかり過ぎる路線ではありました。

仕方ないといえば仕方ないのですが、これまでのように「じゃあ明日行こう!」の気軽さはなくなってしまいました。
前々から計画を練らなくては田舎に行けなくなって、かなーり窮屈な感じがしました。




というわけで、行きは乗り継ぎ4回で行くことになりました。

朝は5時半ぐらいに家を出る計画でした。
母は私より支度に時間がかかるので、4時頃には起きるつもりでした。

荷造りやら何やらで寝たのが深夜2時頃。
「2時間しか寝れんな~」
と思って目が覚めたのは朝の5時……。



「うそっ、5時!!!!!!!」


もう日汗が止まりません。

母を何度も起こしてもすぐ寝てしまうし、朝御飯を流し込んで、フル回転で準備し、母を引きずるようにして駅まで走りました。

雨が結構降ってきていたので、傘を差しながら、母の荷物と自分の荷物を抱えて、朝から障害物競争状態でした。


何とか電車には間に合い一安心。
私はまた寝過ごしたらヤバイと、かなり気を張ってました。
いつもならお弁当でも食べて、のんびり外を眺めてられたのに……。



空模様は目まぐるしく変わっていました。
晴れたかと思えば雨は降ってくる、の繰り返しでした。

➡次回につづく